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高齢者の姿勢は改善できる?70代女性がOSTEO®を3か月続けた研究

10月1日
読了時間: 2分

更新日:10月8日

「年齢とともに前かがみが気になってきた」「歩幅が小さくなった」。高齢になってからの運動に意味はあるのでしょうか。


広島大学の研究は、高齢女性50名を対象としました。


椅子から始める骨の体操OSTEO®を週1回40分・3か月実施し、姿勢・歩行・骨の超音波指標を評価しました。

この記事の要点|体操群と対照群の間で、変化量に有意な差が報告されました。

差がみられたのは、頭・上半身・膝・骨盤の姿勢指標、歩行速度・歩幅・2ステップテスト、骨の超音波指標(SOS)です。

研究で何を調べたのか


対象は日本人の高齢女性50名で、体操群25名と対照群25名に無作為に分けました。


体操群は、生協ひろしまの体操教室で、学会発表時にBONEプログラムとして報告された運動を週1回40分、3か月続けました。

高齢女性の姿勢と背骨・骨盤の関係を示す上品な医療イラスト
70代女性がOSTEO®を3か月続けた研究で、姿勢・歩行・骨の指標にどのような変化がみられたのかを解説します。

姿勢は全身の関節角度、歩行は6m歩行・歩幅・2ステップテスト、骨は超音波の伝わる速さ(SOS)で評価しました。


研究で分かったこと


  • 上半身の前後傾きの変化量に群間差

  • 頭部の前後傾きの変化量に群間差

  • 膝の屈曲角度の変化量に群間差

  • 骨盤の前後傾きの変化量に群間差

  • 歩行速度・歩幅・2ステップテストの変化量に群間差

  • 骨の超音波指標(SOS)の変化量に群間差


高齢者の背骨と骨盤を示す骨格イメージ
姿勢の変化は一か所だけではなく、頭・体幹・骨盤・膝を含めて評価しています。

この研究から言えること・言えないこと


平均年齢が70代の女性で、週1回の運動を3か月続けることで、姿勢・歩行・骨の指標が変化する可能性が示されました。


ただし、姿勢の角度の基準は詳しく示されていないため、「前かがみが何度減った」とまでは読み取れません。


一方、すでに起きている椎体変形が元に戻ることや、転倒・骨折が減ることを示した研究ではありません。


OSTEOではどう考える?


OSTEOでは、胸を張って姿勢を固定することを目指していません。


骨盤・股関節・背骨・頭が連動して動ける状態をつくることを重視しています。


これはOSTEOの運動設計上の考え方であり、今回の研究で仕組みそのものを証明したわけではありません。


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研究情報


Ikeda R, Kurosaka S, et al.


The effect of the bone strengthen exercise on the bone strength and posture in older adults.


International Congress of Physical Anthropology 2023(学会ポスター表記)。


実際にOSTEO®を動画で体験したい方へ。

骨・姿勢・動きの考え方を、動画を見ながら実践できます。


▶ 骨に有効な体操はこちら。

OSTEO®の動画配信では、骨・姿勢・動きの考え方を実践しながら学べます。



執筆者


黒坂 志穂(くろさか しほ)


広島大学 准教授/株式会社OSTEO 代表取締役。骨に着目した運動プログラムOSTEO®の開発と効果検証に取り組んでいます。

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